特集 大腸外科における低侵襲手術の最前線
横行結腸癌に対するreduced port surgery
畑 泰司
1
,
賀川 義規
1
,
河合 賢二
1
,
竹野 淳
1
,
武田 裕
1
,
村田 幸平
1
1関西労災病院消化器外科
キーワード:
横行結腸癌
,
腹腔鏡手術
,
reduced port surgery
Keyword:
横行結腸癌
,
腹腔鏡手術
,
reduced port surgery
pp.1765-1770
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001473
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大腸癌における腹腔鏡手術は現在多くの施設で第一選択の術式となっている。しかしながら,病変部位によってその難度は異なるため,直腸や横行結腸領域は適応としていない施設もいまだ多く,エビデンスも十分でないのが現状である。その理由の1つとして解剖学的な複雑さが挙げられる。とくに横行結腸の場合は血管のバリエーションが多彩なため,病変部位に対して的確な郭清を行ううえでの解剖学的な把握が難しく,手術難度が高いといえる。
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