手術症例報告
転移性肝血管肉腫破裂による腹腔内出血に対して術前IVR・左肝切除術を行い救命した1例
今村 柾紀
1
,
井手野 昇
1
,
伊東 守
2
,
牛島 泰宏
3
,
小田 義直
4
,
中村 雅史
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科学
2九州大学大学院医学研究院病態修復内科学
3九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学
4九州大学大学院医学研究院形態機能病理学
キーワード:
血管肉腫
,
術前IVR
,
肝切除
Keyword:
血管肉腫
,
術前IVR
,
肝切除
pp.383-389
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003205
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乳房原発血管肉腫の肝転移巣が破裂し,腹腔内出血をきたした報告はほとんどない。肝血管腫の報告では,TAE(transcatheter arterial embolization)による止血手技の進歩,肝切除術の安全性の向上にもかかわらず,肝血管腫破裂の死亡率は3%と依然として高いことが知られている1)。
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