Japanese
English
臨床報告・1
肝切除を施行したアメーバ性肝膿瘍腹腔内破裂の1例
A case of amebic liver abscess that ruptured into peritoneal cavity and was treated with hepatectomy
丸尾 啓敏
1
,
川合 重夫
1
,
富永 秀次
1
,
久米 進一郎
1
,
松本 正廣
2
,
飯原 久仁子
3
Hirotoshi MARUO
1
1東芝病院外科
2東芝病院消化器内科
3東芝病院病理
キーワード:
アメーバ性肝膿瘍
,
肝膿瘍腹腔内破裂
,
肝切除
Keyword:
アメーバ性肝膿瘍
,
肝膿瘍腹腔内破裂
,
肝切除
pp.123-127
発行日 1996年1月20日
Published Date 1996/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902202
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はじめに
アメーバ性肝膿瘍の報告例は最近再び増加傾向にある.抗アメーバ剤,膿瘍ドレナージによる治療で経過は一般に良好であるが,膿瘍破裂による合併症を起こした場合の予後は不良のことが多い.今回われわれは,腹腔内破裂により汎発性腹膜炎をきたしたアメーバ性肝膿瘍に対し,肝切除を施行した症例を経験したので報告する.
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