特集 炎症性腸疾患の治療戦略と手術
Ⅱ.潰瘍性大腸炎 5)癌を合併した潰瘍性大腸炎症例に対する手術
安西 紘幸
1
,
石原 聡一郎
1
1東京大学腫瘍外科
キーワード:
潰瘍性大腸炎関連腫瘍
,
大腸全摘・回腸囊肛門吻合
,
腹腔鏡手術
Keyword:
潰瘍性大腸炎関連腫瘍
,
大腸全摘・回腸囊肛門吻合
,
腹腔鏡手術
pp.1043-1051
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002838
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ここ20年間余り,免疫調節薬やインフリキシマブをはじめとする生物学的製剤の使用に伴い,潰瘍性大腸炎に対する内科的治療の進歩は目覚ましい1,2)。外科的治療を回避できる症例が増える一方で,内科的治療が奏効しない症例や経過中にdysplasia・癌を合併した症例に対しては外科的治療が必要である。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.