目で見る外科標準術式・45
Kugel法
堀 孝吏
1
,
坂本 昌義
1
,
佐藤 兼俊
1
,
公家 健志
1
,
金本 彰
1
,
梅村 彰尚
1
,
菊一 雅弘
1
,
平田 泰
1
Hori Takashi
1
1三井記念病院外科
pp.169-175
発行日 2004年2月20日
Published Date 2004/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100541
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はじめに
鼠径ヘルニアに対するtension free修復法にはさまざまな術式が存在するが,鼠径管後壁を腹腔側から修復する術式の最大の欠点は“手技の煩雑さ”である.Kugel法は専用に考案されたパッチを用いることにより,従来施行されてきた腹膜前到達法によるinlay修復をより簡便に行おうという術式である1~5).
本稿では,左側ヘルニアに対する手技を図示する.
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