特集 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)の現状と展望
Ⅱ.高難度LECS 4)大腸腫瘍に対するLECS
日吉 幸晴
1
,
福長 洋介
1
,
鈴木 桂悟
2
,
千野 晶子
2
,
斎藤 彰一
2
1がん研有明病院大腸外科
2がん研有明病院下部消化管内科
キーワード:
LECS
,
大腸腫瘍
,
腹腔鏡手術
Keyword:
LECS
,
大腸腫瘍
,
腹腔鏡手術
pp.1679-1683
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002458
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胃粘膜下腫瘍の治療としてHikiらが報告した腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery;LECS)は,腹腔鏡手術と内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)の手技を組み合わせることで,過不足のない必要十分な局所全層切除を行う手技であり1),胃および十二指腸に対するLECSはわが国で保険収載され,さまざまな手法が考案されている。一方,大腸腫瘍に対するLECSは,内視鏡治療困難な粘膜内病変,あるいは粘膜下腫瘍(submucosal tumor;SMT)が適応となるが,いまだ十分な発展と普及には至っていない。
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