特集 上部消化管良性疾患に対する低侵襲治療戦略
十二指腸腫瘍に対するD-LECS
鷲尾 真理愛
1
,
櫻谷 美貴子
1
,
和田 拓也
2
,
新原 正大
1
,
草野 央
2
,
比企 直樹
1
1北里大学医学部上部消化管外科学
2北里大学医学部消化器内科
キーワード:
十二指腸腫瘍
,
LECS
,
D-LECS
Keyword:
十二指腸腫瘍
,
LECS
,
D-LECS
pp.1393-1401
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003470
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
十二指腸腫瘍の治療は腫瘍の場所や深達度に応じて,内視鏡治療,局所切除(limited resection;LR),膵頭十二指腸切除術(pancreaticoduodenectomy;PD)など,さまざまなものが用いられてきた。近年,診断能力の上昇に伴い,十二指腸良性腫瘍や早期十二指腸癌が増加しており,これらに対してPDは過大侵襲と考えられることがあるが,治療法に関していまだ明確なエビデンスは確立されておらず,内視鏡治療を含めた議論,治療開発が盛んに行われている。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.