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特集 消化器腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)up date
II. 各論
1.各種LECS手技
-1)LECSにおける内視鏡のポイント
Endoscopic setting and procedure for LECS
籔内 洋平
1
,
滝沢 耕平
1
,
寺島 雅典
1
,
小野 裕之
1
Y. Yabuuchi
1
,
K. Takizawa
1
,
M. Terashima
1
,
H. Ono
1
1静岡県立静岡がんセンター
キーワード:
LECS
,
ESD
,
ITナイフ2
Keyword:
LECS
,
ESD
,
ITナイフ2
pp.1115-1120
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1115
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腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic cooperative surgery:LECS)を行う際,内視鏡医は内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)の手技を応用して行うが,ESDに習熟した医師であれば,特にむずかしい手技ではない.しかしながら,内視鏡室と手術室という違いからくる配置の違いや,被膜損傷を避けるように粘膜切開を行う点など,早期胃癌で行うESDとは異なる点を十分に理解し行う必要がある.また,全層切開の際は,適切なトラクションをかけてもらうためにも,外科医とのコミュニケーションを図りながら治療をすすめることが大事である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019