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特集 消化器腫瘍に対する腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)up date
II. 各論
1.各種LECS手技
-3)Closed LECS
Closed LECS
西﨑 正彦
1
,
菊地 覚次
1
,
黒田 新士
1
,
藤原 俊義
1
M. Nishizaki
1
,
S. Kikuchi
1
,
S. Kuroda
1
,
T. Fujiwara
1
1岡山大学消化器外科
キーワード:
LECS
,
胃粘膜下腫瘍
,
早期胃癌
,
低侵襲手術
Keyword:
LECS
,
胃粘膜下腫瘍
,
早期胃癌
,
低侵襲手術
pp.1125-1129
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1125
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管内発育型や壁内発育型消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)を主体とした5 cm以下の胃粘膜下腫瘍の手術療法は,内視鏡・腹腔鏡合同手術(laparoscopic and endoscopic cooperative surgery:LECS)の登場により必要最小限の胃部分切除を低侵襲手術として行うことが可能となった1,2).しかし,LECS原法(classical LECS)では腫瘍切除の過程で胃内腔と腹腔が交通し,腫瘍も腹腔内に露出するため,潰瘍のあるGISTや早期胃癌は適応外と考えてきた.それらに対応するために胃壁を開放しない,あるいは胃内容物を撒布しない方法として,すでにいくつかの手技が臨床応用されているが3~5),筆者らはclassical LECSを発展させたclosed LECSを考案したので6,7),手術手技について概説する.
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