手術症例報告
肝内胆管内乳頭粘液腫瘍術後の膵内胆管癌に対して膵頭十二指腸切除術を施行した1例
西原 悠樹
1
,
橋本 雅司
1
,
小林 祐太
1
,
大久保 悟志
1
,
進藤 潤一
1
,
佐藤 順一朗
2
1虎の門病院消化器外科
2虎の門病院病理部
キーワード:
肝内胆管癌術後
,
膵頭十二指腸切除
,
異時性胆管癌
Keyword:
肝内胆管癌術後
,
膵頭十二指腸切除
,
異時性胆管癌
pp.1069-1073
発行日 2020年6月15日
Published Date 2020/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001756
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胆道悪性腫瘍は膵胆管合流異常がない場合でも異時性・異所性に発癌することが知られている。今回,われわれは肝内胆管腫瘍の術後5年後に,膵内に残存する遠位胆管内に発生した膵内胆管癌に対し,膵頭十二指腸切除術(pancreatoduodenectomy;PD)を施行した症例を経験した。手術に際しては初回手術の空腸空腸吻合部を温存し,必要最小限の吻合で切除再建が可能であったため報告する。
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