特集 イラストで見る消化器癌手術アトラス
Ⅳ 肝胆膵 1 ICG蛍光イメージングを用いた肝切除ナビゲーション
木下 正彦
1
,
新川 寛二
1
,
大平 豪
1
,
木村 健二郎
1
,
田中 肖吾
1
,
石沢 武彰
1
1大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学
キーワード:
肝切除
,
ICG蛍光ナビゲーション
,
蛍光胆道造影
Keyword:
肝切除
,
ICG蛍光ナビゲーション
,
蛍光胆道造影
pp.871-880
発行日 2023年5月31日
Published Date 2023/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003342
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従来,肝切除における腫瘍の同定には視触診に加えて術中超音波検査が用いられてきたが,術前画像で描出されていた腫瘍を術中に正確に認識することは必ずしも容易ではない。2009年に,インドシアニングリーン(indocyanine green;ICG)を用いた蛍光イメージングによって術中に腫瘍位置を明瞭に描出する技術が報告された1)。近年では,ICG蛍光イメージングは腫瘍の描出以外にも多くの用途に応用され,安全確実な肝切除を行うために必須のナビゲーションツールとなりつつある。
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