手術症例報告
大腸全摘および回腸嚢肛門吻合術後のafferent limb syndrome再燃に対して腹腔鏡下回腸嚢・回腸固定術を施行した1例
坂野 悠
1
,
前田 清
1
,
青松 直撥
1
,
西居 孝文
1
,
日月 亜紀子
1
1大阪市立総合医療センター消化器外科
キーワード:
回腸嚢肛門吻合術
,
afferent limb syndrome
,
回腸嚢固定術
Keyword:
回腸嚢肛門吻合術
,
afferent limb syndrome
,
回腸嚢固定術
pp.1515-1519
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002937
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潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)に対する標準術式は大腸全摘(total proctocolectomy;TPC)および回腸嚢肛門(管)吻合術〔ileal pouch anal(canal)anastomosis;IPAA〕である。近年,TPVおよびIPAA術後のまれな合併症としてALS(afferent limb syndrome)が報告されている1)。その病態は回腸嚢口側腸管の屈曲や捻転,脱出,重積により腸閉塞をきたすものであり,IPAA術後に特有とされる2)。
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