特集 食道癌手術の最前線─合併症ゼロを目指した私の秘訣
縫合不全ゼロを目指す亜全胃を用いた再建術
今井 健晴
1
,
吉田 和弘
1
,
田中 善宏
1
,
末次 智成
1
,
深田 真宏
1
,
山口 和也
1
1岐阜大学腫瘍外科
キーワード:
食道癌
,
再建
,
亜全胃
Keyword:
食道癌
,
再建
,
亜全胃
pp.877-884
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001217
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食道癌の術後合併症のなかでも縫合不全の発症頻度は10%ほどといわれている1)。発症すると周術期管理の延長だけでなく,術後のQOL(quality of life)の低下にも影響するため,いかに回避するかが重要になる。食道癌切除後の再建に胃を用いる場合,細径胃管や半切胃管,亜全胃など,各施設によって工夫がなされている。これまで当科では,亜全胃を用いた再建を継続して行い,良好な成績を得てきた2)。
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