Japanese
English
手術手技 私のくふう
Titanium mesh cageを用いた腰椎再建術
Lumbar Spinal Reconstruction Using Titanium Mesh Cage
西島 雄一郎
1
,
藤井 政則
1
,
土島 秀樹
1
,
東田 紀彦
1
Yuichiro Nishijima
1
1金沢医科大学整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Kanazawa Medical University
キーワード:
spinal fusion
,
脊椎固定術
,
Iumbar vertebrae
,
腰椎
,
degeneration
,
変性
,
fracture
,
骨折
,
reconstruction
,
再建
Keyword:
spinal fusion
,
脊椎固定術
,
Iumbar vertebrae
,
腰椎
,
degeneration
,
変性
,
fracture
,
骨折
,
reconstruction
,
再建
pp.893-900
発行日 1997年8月25日
Published Date 1997/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902230
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抄録:腰椎再建外科における椎間スペーサー,人工椎体の有用性が認識されつつある.筆者はHarmsによって開発されたtitanium mesh cageを160例の腰椎再建手術に応用した.142例の変性腰椎疾患に対する後方進入腰椎椎体間固定術(PLIF)では,椎間スペーサーとして用い,18例の胸腰椎外傷例では椎体置換材料として用いた.その術式を紹介する.PLIFではまず,後方インスツルメントでアラインメントを矯正した.Cageを術中にtrimmingして椎間の大きさに合わせた.椎間に挿入したcageを後方インスツルメントで圧迫固定した.最近は還納式椎弓形成術を併用している.胸腰椎外傷再建術式は後方,前方同時再建法で,後方から整復位を得,前方進入で椎体切除とcageを用いた椎体置換を行い,最後に再び後方からcageに圧迫力をかけた.Cage内には局所骨屑とceratiteの混合物を詰め,採骨を必要としない術式が可能となった.
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