特集 食道癌手術の最前線─合併症ゼロを目指した私の秘訣
回結腸を用いた食道再建術
吉田 和弘
1
,
山辻 知樹
1
,
髙岡 宗徳
1
,
林 次郎
1
,
羽井佐 実
1
,
猶本 良夫
1
1川崎医科大学総合外科学
キーワード:
食道癌
,
結腸再建
,
機能温存
Keyword:
食道癌
,
結腸再建
,
機能温存
pp.891-897
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001219
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食道切除後の再建臓器としては胃管が用いられることが多いが,胃切除後患者や胃癌などの重複病変のため同時に胃切除を行う必要がある場合には,空腸あるいは結腸による再建が選択されてきた1-3)。最近の日本食道学会全国登録(Comprehensive Registry of Esophageal Cancer in Japan, 2012)によれば,わが国における食道再建臓器の85%が胃であり,空腸は6.0%,結腸は3.3%と報告されている。
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