特集 縫合不全をなくす—漏れ・狭窄を防ぐ消化管吻合の工夫
Ⅰ.食道・胃外科 1)食道切除術における胃管再建(亜全胃再建)
田中 善宏
1
,
佐藤 悠太
1
,
畑中 勇治
1
,
洞口 岳
1
,
浅井 竜一
1
,
松橋 延壽
1
1岐阜大学消化器外科・小児外科
キーワード:
食道癌
,
亜全胃再建
,
縫合不全
Keyword:
食道癌
,
亜全胃再建
,
縫合不全
pp.1-11
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004222
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近年の診断・治療技術の進歩により食道癌患者の治療成績は向上している1)。また,手術医療機器の革新により,消化管吻合では自動縫合器を使用する頻度が増加している。食道癌切除再建においては,術後縫合不全の治療に難渋する例も存在し,その克服のため諸家はさまざまな吻合に関する知見を報告している2-4)。さらに,吻合する部位に関しても,嚥下機能や逆流予防に対するさまざまな手術方法が報告されている5)。
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