合併症ゼロを目指した最新の低侵襲内視鏡外科手術
Ⅱ 胃 1 腹腔鏡下幽門保存胃切除術
田中 千恵
1
,
神田 光郎
1
,
小林 大介
1
,
小寺 泰弘
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
キーワード:
幽門保存胃切除術 腹腔鏡下幽門保存胃切除術
Keyword:
幽門保存胃切除術 腹腔鏡下幽門保存胃切除術
pp.385-393
発行日 2018年3月31日
Published Date 2018/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000627
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幽門保存胃切除術(pylorus preserving gastrectomy;PPG)は,1966 年に東邦大学の槇ら1)により良性潰瘍に対する術式として報告されたが,現在では主に胃癌に対する縮小手術として施行されている。本術式は,胃上部1 / 3 と幽門および幽門前庭部の一部を残した胃切除〔胃癌治療ガイドライン 医師用2014 年5 月改訂(第4 版)2)〕と定義されており,幽門機能を温存することにより術後に良好なQOL が保てるものと期待されている。
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