特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
リンパ腫
成人T細胞白血病・リンパ腫
皮膚科における診療方針
米倉 健太郎
1
Kentaro YONEKURA
1
1今村総合病院,皮膚科
キーワード:
成人T細胞・白血病リンパ腫
,
HTLV-1
,
皮膚病変
,
光線療法
,
ベキサロテン
Keyword:
成人T細胞・白血病リンパ腫
,
HTLV-1
,
皮膚病変
,
光線療法
,
ベキサロテン
pp.895-899
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005877
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成人T細胞白血病・リンパ腫(adult T-cell leukemia-lymphoma;ATL)は,ヒトTリンパ球向性ウイルスⅠ型(human T-lymphotropic virus typeⅠ;HTLV-1)が原因で発症する成熟T細胞腫瘍である。本邦は世界的にもHTLV-1感染者が多い地域(endemic area)のひとつとして知られている。HTLV-1への感染後,キャリアの多くは生涯にわたり無症候で経過するが,一部の感染者が数十年の経過でATLを発症する。毎年およそ1,000人がATLを発症していると推定されており1),キャリアからのATLの発症率は約5%と考えられている2)。

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