特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
リンパ腫
皮膚B細胞リンパ腫
血液内科医師への質問
伊豆津 宏二
1
Koji IZUTSU
1
1国立がん研究センター中央病院,血液腫瘍科
pp.891-893
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005876
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
皮膚B細胞リンパ腫(cutaneous B-cell lymphoma;CBCL)は,全皮膚リンパ腫の約25%を占める比較的まれな疾患群である。CBCLの治療方針の決定にあたり,「皮膚原発」であるか,「全身性リンパ腫の皮膚浸潤」であるかの鑑別と病型診断が重要である。CBCLは極めて予後良好な緩徐進行性(indolent)・低悪性度の皮膚原発濾胞性リンパ腫(primary cutaneous follicle center lymphoma;PCFCL)や皮膚原発辺縁帯リンパ腫(primary cutaneous marginal zone lymphoma;PCMZL)と,それと比べて予後不良な急速進行性(aggressive)の皮膚原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型(primary cutaneous diffuse large B-cell lymphoma, leg type;PCDLBCL-LT)という,適切な管理方針がまったく異なる病型の集合体である。PCMZLについては,極めて予後良好であることからリンパ腫の範疇に入れず「リンパ増殖性疾患」と呼称すべきとの提案もなされている。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

