Japanese
English
実践講座 全身管理・リスク管理8
皮膚科疾患
Skin disorder
玉木 毅
1
Takeshi Tamaki
1
1国立国際医療センター皮膚科
1Department of Dermatology, International Medical Center of Japan
キーワード:
皮膚
,
皮膚病変
,
内臓病変と皮膚
Keyword:
皮膚
,
皮膚病変
,
内臓病変と皮膚
pp.761-766
発行日 2003年8月10日
Published Date 2003/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100870
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はじめに
皮膚は生体最大の臓器であり,成人でその面積は平均約1.6m2,重量は平均約3kg,皮下組織を含めると平均約9kgとなる.生体の最外層をおおう皮膚は常に外界と接触しているわけであり,刺激性物質,アレルゲン,物理的作用(紫外線,乾燥,温熱など),病原体などの外的影響を受けてさまざまな皮膚病変が生じる.また,外的影響がなくても,皮膚自体の機能異常,老化,腫瘍化により多様な病変が発生する.さらに,皮膚は「内臓の鏡」としてさまざまな内臓病変を反映することも知られている.老人,長期入院症例においても,このように種々の皮膚疾患の発生が想定される.
以下,頻度の高い諸疾患について概説する.
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