特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
母斑・母斑症,血管腫
乳児血管腫
皮膚科における診療方針
中捨 克輝
1
Katsuki NAKASUTE
1
1独立行政法人国立病院機構埼玉病院,皮膚科
キーワード:
乳児血管腫
,
レーザー治療
,
プロプラノロール
,
色素レーザー
,
あざ
Keyword:
乳児血管腫
,
レーザー治療
,
プロプラノロール
,
色素レーザー
,
あざ
pp.855-858
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005863
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
乳児血管腫(いちご状血管腫,infantile hemangioma;IH)はISSVA分類の脈管奇形のうち血管性腫瘍に属する。Glucose transporter-1(GLUT-1)陽性の毛細血管内皮細胞が増殖する良性の腫瘍で,出生時ないし数週間程度から病変が出現し増大,自然退縮するという経過をとる。ガイドラインでは1.5歳までの増殖期,5歳頃までの退縮期,それ以降の消失期と分類され,個人差があるが全経過は10年にわたると記載されてきた1)。しかしこれは治療介入を行わない場合の自然経過であり,増殖期でも特にセンシティブな時期に注目する必要がある。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

