特集 きいてみた! 皮膚科×各科 診療のリアル―“いまさら聞けない” を解消するQ&A―
膠原病および関連疾患
Behçet病
リウマチ内科医師への質問
平本 和音
1
,
金子 祐子
1
Kazuoto HIRAMOTO
1
,
Yuko KANEKO
1
1慶應義塾大学医学部,リウマチ・膠原病内科
pp.773-775
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005833
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Behçet病は,口腔内アフタ性潰瘍,皮膚症状,ぶどう膜炎,外陰部潰瘍を主症状とし,急性炎症性発作を反復しつつ慢性に経過する全身性炎症性疾患である1)。臨床像は多彩であるが,特に眼病変や特殊型(消化管病変,血管病変,中枢神経病変)を呈する症例では予後不良とされる。HLA-B51やHLA-A26はBehçet病の疾患感受性遺伝子として知られているが参考所見にとどまり,診断特異的バイオマーカーは存在せず,臨床症状に基づいて全身精査および診断がなされる2)。以上より,Behçet病の全身精査は診断目的のみならず,予後に直結する臓器病変を見逃さないことが重要である。

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