Japanese
English
症例
骨変形を伴ったSuperficial Acral Fibromyxomaの1例
Superficial acral fibromyxoma with bone deformity
毛山 剛
1
Tsuyoshi KEYAMA
1
1けやまクリニック,高知市
キーワード:
superficial acral fibromyxoma
,
骨変形
,
爪変形
Keyword:
superficial acral fibromyxoma
,
骨変形
,
爪変形
pp.1129-1132
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004679
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59歳,男性。約5年前に右手を強打した。その後,右示指爪甲下に隆起性病変を認め徐々に増大してきた。初診時,右示指,爪甲下尺側に長径約15mmの結節性病変を認めた。結節の圧排により爪甲変形を生じていた。結節を摘出したところ,末節骨の変形を伴っていた。病理組織所見では豊富なムチンと硝子化した膠原線維束の増加を背景に,線維芽細胞増加,毛細血管増加と拡張が認められた。免疫組織染色では,CD34が陽性であった。このことよりsuperficial acral fibromyxomaと診断した。これまでに本邦にて報告されたsuperficial acral fibromyxomaは16例のみであり,そのなかでも骨変形を伴ったものは2例のみであった。
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