Japanese
English
症例
全身性エリテマトーデスに合併した後天性反応性穿孔性膠原線維症の1例
Acquired reactive perforating collagenosis associated with systemic lupus erythematosus
永岡 譲
1
,
海辺 剛志
2
,
野呂 昌弘
3
Yuzuru NAGAOKA
1
,
Takeshi UMIBE
2
,
Masahiro NORO
3
1松戸市立総合医療センター,皮膚科(主任:永岡 譲部長)
2同,リウマチ科
3同,病理診断科
キーワード:
後天性反応性穿孔性膠原線維症
,
アロプリノール
,
掻破行動
,
全身性エリテマトーデス
,
膜囊胞性変化
,
深在性エリテマトーデス
Keyword:
後天性反応性穿孔性膠原線維症
,
アロプリノール
,
掻破行動
,
全身性エリテマトーデス
,
膜囊胞性変化
,
深在性エリテマトーデス
pp.1118-1120
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004676
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36歳,女性。全身性エリテマトーデスの既往がある。上腕と腰部を掻破したのを契機に紅暈を伴った痂皮が出現し,病理組織学的に膠原線維と弾性線維の経表皮排出と脂肪細胞の膜囊胞性変化を認め,後天性反応性穿孔性膠原線維症と診断した。アロプリノール1日100mg経口投与を開始したところ,10カ月で色素沈着を残して治癒した。糖尿病や腎機能障害だけでなく,全身性エリテマトーデスも後天性反応性穿孔性膠原線維症の基礎疾患となる。
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