Japanese
English
症例
Squaric Acid Dibutylester感作部位に生じた偽リンパ腫を外科的切除により加療した2例
Surgical treatment for two cases of pseudolymphoma in squaric acid dibutylester (SADBE)-sensitized site
内堀 貴文
1
,
柴田 知之
1
,
柳下 武士
1
,
渡辺 大輔
1
Takafumi UCHIBORI
1
,
Tomoyuki SHIBATA
1
,
Takeshi YANAGISHITA
1
,
Daisuke WATANABE
1
1愛知医科大学,皮膚科(主任:渡辺大輔教授)
キーワード:
接触免疫療法
,
SADBE
,
難治性尋常性疣贅
,
外科的切除
Keyword:
接触免疫療法
,
SADBE
,
難治性尋常性疣贅
,
外科的切除
pp.328-331
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004460
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難治性尋常性疣贅に対する加療として,接触免疫療法は保険適用ではないものの,日本皮膚科学会の尋常性疣贅診療ガイドラインにおいても推奨度Bとされている。接触免疫療法を施行する前には感作が必要だが,今回われわれは左上腕のsquaric acid dibutylester感作部位に偽リンパ腫が発生し,外科的切除を行った2例を経験した。切除術後に偽リンパ腫の再発は認めず,疣贅に対する接触免疫療法も行えた。加療部位から離れた部位での予期せぬ副反応であるため,頻度は多くないとしても加療前に患者に伝え,同意を得ておくことが必要であると考える。
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