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血漿交換療法中に血小板減少を生じた水疱性類天疱瘡の1例
Bullous pemphigoid with thrombocytopenia induced by plasmapheresis
渡會 咲耶
1
,
川口 純之介
1
,
角田 孝彦
1
,
出川 紀行
2
,
小幡 仁子
3
,
泉 健太郎
4
,
石井 文人
5
,
橋本 隆
6
Sakuya WATARAI
1
,
Junnosuke KAWAGUCHI
1
,
Takahiko TSUNODA
1
,
Noriyuki DEGAWA
2
,
Jinko OBATA
3
,
Kentaro IZUMI
4
,
Norito ISHII
5
,
Takashi HASHIMOTO
6
1山形市立病院済生館,皮膚科(主任:角田孝彦科長)
2同,内科
3小幡皮膚科医院,天童市
4北海道大学大学院医学研究院,皮膚科学教室
5久留米大学医学部,皮膚科学教室
6大阪公立大学大学院医学研究科,皮膚病態学
キーワード:
水疱性類天疱瘡
,
血小板減少症
,
血漿交換療法
,
DPP-4阻害薬
,
亜鉛欠乏症
Keyword:
水疱性類天疱瘡
,
血小板減少症
,
血漿交換療法
,
DPP-4阻害薬
,
亜鉛欠乏症
pp.128-129
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004379
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現病歴 20XX−5年から糖尿病でテネリグリプチン(テネリア®)とメトホルミン(メトグルコ®)を内服していた。20XX−1年7月に胸部と上肢に水疱が出現し前医を受診したところ,DPP-4阻害薬による類天疱瘡と診断され,同薬は中止となった。前医でメチルプレドニゾロン(mPSL)を1日8mg内服したところ水疱新生はなくなったため内服量を漸減し,20XX年1月にmPSLは中止となった。2月から肩や顔にわずかにびらんがみられ,4月に再び体幹,四肢に水疱とびらんが増加してきたため,当院を紹介受診し入院した。
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