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鼠径リンパ節郭清後に発症したAnesthesia Mumpsの1例
Anesthesia mumps after inguinal lymph node dissection
廣瀬 梓
1
,
杉原 悟
1
,
三宅 智子
1
,
山﨑 修
1
,
森実 真
1
,
片岡 祐子
2
,
松崎 孝
3
Azusa HIROSE
1
,
Satoru SUGIHARA
1
,
Tomoko MIYAKE
1
,
Osamu YAMASAKI
1
,
Shin MORIZANE
1
,
Yuko KATAOKA
2
,
Takashi MATSUSAKI
3
1岡山大学学術研究院医歯薬学学域,皮膚科学分野(主任:森実 真教授)
2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科,耳鼻咽喉・頭頸部外科学
3同,麻酔・蘇生学講座
キーワード:
術後耳下腺炎
Keyword:
術後耳下腺炎
pp.686-687
発行日 2023年5月1日
Published Date 2023/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003920
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現病歴 2021年7月に左鼠径部に3cm大の皮下腫瘤を自覚し,CTでリンパ節腫脹を指摘されたため前医外科を受診した。穿刺細胞診で悪性黒色腫の可能性を指摘され,前医皮膚科を紹介受診した。造影CT,PET-CTで原発巣は指摘されなかった。8月に原発不明悪性黒色腫の疑いで当院を紹介受診し,9月に左鼠径リンパ節郭清を全身麻酔下で施行した。手術は約4時間で麻酔,手術ともに問題なく終了した。手術終了から2時間後に疼痛緩和目的にフルルビプロフェン(ロピオン®)を投与し,約6時間後に夕食を摂取した。その30分後に両耳介周囲の腫脹が出現した(図1)。
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