Japanese
English
症例
特発性女性化乳房の2例
Two cases of idiopathic gynecomastia
宮下 宝樹
1
,
毛山 剛
1
,
毛山 章
1
,
宇田川 晃一
1
Takaki MIYASHITA
1
,
Tsuyoshi KEYAMA
1
,
Akira KEYAMA
1
,
Akikazu UDAGAWA
1
1毛山病院,形成外科,高知市(主任:毛山 章院長)
キーワード:
女性化乳房
,
特発性
,
中高齢者
Keyword:
女性化乳房
,
特発性
,
中高齢者
pp.139-142
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003736
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症例1:84歳,男性。数カ月前から左乳輪皮下に腫瘤があり,増大してきたため当院を受診した。摘出したところ,病理検査にて,硝子化した膠原線維束の増加を背景に,乳管類似の拡張した小管腔を認めた。また乳管上皮の増殖と断頭分泌を伴っており,女性化乳房の診断であった。その他の検査値に異常を認めず,特発性女性化乳房と診断した。症例2:59歳,男性。1年前から右乳頭皮下に腫瘤があり,増大してきたため当院を受診した。同様に摘出したところ女性化乳房の診断であり,検査値に異常を認めず特発性女性化乳房と診断した。これまでに,皮膚科領域での特発性女性化乳房の報告は少ない。
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