Japanese
English
臨床研究
体組成計を用いた生物学的製剤使用中の乾癬患者における身体計測値の検討
An observational anthropometric study of psoriasis patients treated with biologics using a body composition meter
林 圭
1
,
本間 大
2
,
山本 明美
1
Kei HAYASHI
1
,
Masaru HONMA
2
,
Akemi ISHIDA-YAMAMOTO
1
1旭川医科大学病院,皮膚科(主任:山本明美教授)
2同,国際医療支援センター,教授
キーワード:
尋常性乾癬
,
生物学的製剤
,
肥満
,
高尿酸血症
Keyword:
尋常性乾癬
,
生物学的製剤
,
肥満
,
高尿酸血症
pp.1226-1230
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003382
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
生物学的製剤を投与中の尋常性乾癬患者99例において,市販の体組成計を用いて,体重,body mass index(BMI),体脂肪率などを経時的に計測した。これらの計測値とともに脂質異常症,糖尿病,高尿酸血症などの代謝異常症の有無を加味し,生物学的製剤療法に対する治療抵抗性との関連について統計学的に検討した。BMI高値群(≧25)で,有意に静的医師全般評価0/1未達成率が高かった。また,計測期間中に5%以上の体重増加がみられた患者群や高尿酸血症を有する群では,高率にバイオスイッチを要していた。以上から,治療中の体重増加や代謝異常症の合併が乾癬患者の治療抵抗性に関与する可能性がある。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.