展望
乾癬に対する生物学的製剤の安全性
山崎 文和
1
,
岡本 祐之
1関西医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
肝炎-B型
,
乾癬
,
結核
,
生物学的製剤
,
多発性硬化症
,
肺線維症
,
リンパ腫-T細胞性
,
Guillain-Barre症候群
,
多発性根神経障害-慢性炎症性脱髄性
,
Infliximab
,
Adalimumab
,
Ustekinumab
,
肺炎-器質化
Keyword:
Ustekinumab
,
Adalimumab
,
Infliximab
,
Biological Products
,
Hepatitis B
,
Multiple Sclerosis
,
Psoriasis
,
Pulmonary Fibrosis
,
Tuberculosis
,
Lymphoma, T-Cell
,
Polyradiculoneuropathy, Chronic Inflammatory Demyelinating
,
Guillain-Barre Syndrome
pp.390-395
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014240722
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2010年からTNF-α(tumor nectosis factor-α)阻害薬としてinfliximab, adalimumab,2011年からIL-12/23 p40(interleukin-12/23 p40)阻害薬としてustekinumabが乾癬治療の保険適応となり,数多くの有効性が示されている.しかしながら,適切な患者を選択し,日本皮膚科学会が作成した使用指針および安全対策マニュアルに沿って治療を行っていても,投与時反応や感染症などで治療中断や中止を余儀なくされる場合がある.乾癬に対する生物学的製剤使用時に副作用を理解し,より安全性の高い生物学的製剤の使用法が確立されることが望まれている.ここでは生物学的製剤の主な副作用をあげ,安全に使用できるよう日常治療での注意点を述べる.(「はじめに」より)
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