憧鉄雑感
第116回〈増大号〉 外来診療時間厳守
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック
pp.1881-1883
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002949
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「たった4分ですよ! 4分!」毎度筆者を指名する紳士は激高していた。「今日は偶々道が混んでいたまでなんですよ」診察時間終了後僅かに4分遅れて到着。診療は断らぬが師長が意見してくれたらしい。患者の言い分も分からぬではないがこれは致し方ない。職員に大幅な残業を強いるべきではなく,4分の遅刻を認めると,では5分は断るのか? ということになる。若手の頃,週1回だけの外来勤務で “もう間もなく病院に着くからみてほしい” との電話があった。これを逃すと来週となるので承知したところ何と30分経っても患者が現れぬ。蕎麦屋の出前のほうがまだましである。結局1時間も待つ羽目になり,結局保湿薬が欲しいなど目も当てられぬ有様であった。教訓! 非情であっても定刻ジャストで受付は終了させねばならぬ。
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