疾患別• 知っておきたい皮膚科の検査とその評価法
4 血管性浮腫
猪又 直子
1
1横浜市立大学医学部,皮膚科
キーワード:
蕁麻疹
,
血管性浮腫
,
アンギオテンシン変換酵素阻害薬
,
遺伝性血管性浮腫
,
C1‒esteraseinhibitor
Keyword:
蕁麻疹
,
血管性浮腫
,
アンギオテンシン変換酵素阻害薬
,
遺伝性血管性浮腫
,
C1‒esteraseinhibitor
pp.723-729
発行日 2017年5月31日
Published Date 2017/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000285
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血管性浮腫の検査として,マスト細胞メディエーター起因性が疑われる場合は,I型アレルギーのほか,非ステロイド性抗炎症薬不耐症,非アレルギー性の血管性浮腫の鑑別ないし原因検索のために特異的IgE 抗体測定や皮膚テスト,除去試験・負荷試験などを行う。一方ブラジキニン起因性が疑われる場合,遺伝性血管性浮腫のスクリーニング検査として,血清中のC4 および補体第1 成分エステラーゼ阻害因子活性を測定する。またアンギオテンシン変換酵素阻害薬などの薬剤性も鑑別する。
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