増刊号 臨床ですぐ役立つ！ 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
8．口腔・咽頭・喉頭疾患
遺伝性血管性浮腫
山下 勝
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
キーワード：
遺伝性血管性浮腫
,
皮下浮腫
,
粘膜下浮腫
,
気道浮腫
,
C1インヒビター
Keyword:
遺伝性血管性浮腫
,
皮下浮腫
,
粘膜下浮腫
,
気道浮腫
,
C1インヒビター
pp.143-145
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050143
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POINT
◆遺伝性血管性浮腫（HAE）は常染色体顕性遺伝形式をとる稀な遺伝性疾患であり，頻度は5万人に1人とされる。
◆家族歴がない症例（25％）もあるため注意が必要である。
◆さまざまな誘発因子によって皮下や粘膜下の浮腫発作が誘発され，喉頭浮腫を呈した場合には窒息のリスクがあるため，注意が必要である。
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