Japanese
English
症例
左胸部に生じた皮膚原発の腺様囊胞癌の1例
Primary Cutaneous Adenoid Cystic Carcinoma Arising on the Left Chest
竹田 さゆり
1
,
清水 真
1
,
山田 尚人
1
,
椙村 有里子
1
,
滝 笑津子
1
,
嘉陽 織江
1
,
西村 理恵子
2
Sayuri TAKEDA
1
,
Makoto SHIMIZU
1
,
Naoto YAMADA
1
,
Yuriko SUGIMURA
1
,
Etuko TAKI
1
,
Orie KAYOU
1
,
Rieko NISHIMURA
2
1国立病院機構名古屋医療センター,皮膚科(主任:清水 真医長)
2同,病理診断科
キーワード:
腺様囊胞癌
Keyword:
腺様囊胞癌
pp.207-210
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001805
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67歳,男性。左胸部の3年前から自覚する,痛みを伴う常色の小豆大皮下結節で当院を紹介受診した。生検で真皮浅層から皮下にかけて核クロマチンの増量を示す異型細胞が篩状パターンで増生していたため,皮膚原発の腺様囊胞癌と診断し,当院にて切除術を施行した。現在,術後1年半経過するも局所再発や遠隔転移は認めていない。腺様囊胞癌の進行は一般的に進行が緩徐であるが,遠隔転移する可能性もあり注意深く経過観察する必要がある。
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