特集 変わりつつあるアトピー性皮膚炎の常識―最新の知識と治療の極意
第Ⅱ章 治療の極意
5 アトピー性皮膚炎の難治症例の治療例
宮田 聡子
1
,
出光 俊郎
2
Toshiko MIYATA
1
,
Toshio DEMITSU
2
1さいたま市民医療センター,皮膚科
2自治医科大学附属さいたま医療センター,皮膚科
キーワード:
難治性アトピー性皮膚炎
,
紅皮症
,
痒疹
,
デュピルマブ
,
偏食
Keyword:
難治性アトピー性皮膚炎
,
紅皮症
,
痒疹
,
デュピルマブ
,
偏食
pp.995-1002
発行日 2019年5月31日
Published Date 2019/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001423
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治療の極意
◆アトピー性皮膚炎では,悪化因子を見つけ,それから離れることが重要である。
◆抗アレルギー薬の内服,外用薬への反応が悪く,紅斑が持続し紅皮症を呈したり,痒疹や苔癬化局面が広範囲にみられたりする症例では,シクロスポリンやデュピルマブを選択する。
◆ステロイド内服を使用する際には,可及的速やかに他の治療法への転換を検討する。
◆偏食など生活習慣の異常についても考慮する。
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