Japanese
English
特集 リンパ浮腫を巡って
臨床例
両側下腿浮腫を伴ったアトピー性皮膚炎
A case of atopic dermatitis with bilateral lower leg edema
本多 皓
1
,
山本 俊幸
2
Aki Honda
1
,
Toshiyuki Yamamoto
2
1星総合病院皮膚科
2福島県立医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Hoshi General Hospital
2Department of Dermatology, Fukushima Medical University
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
紅皮症
,
浮腫
,
経口JAK阻害薬
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
紅皮症
,
浮腫
,
経口JAK阻害薬
pp.342-345
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003783
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・著明な下腿浮腫を伴った,重症アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)の1例を経験した.
・患者は初診1年前より脱ステロイド治療(民間療法)を開始され,初診時は紅皮症を呈していた.
・ステロイド外用療法を基本とした教育入院を勧めたが,同意を得られず,ウパダシチニブ(経口JAK阻害薬)を開始したところ,皮膚症状・下腿浮腫とも軽快した.
・AD治療はステロイド外用治療が基本であるが,最重症かつ早期治療介入を要するステロイド忌避患者において,経口JAK阻害薬は1つの選択肢になりうると考えた.
(「症例のポイント」より)
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