Japanese
English
症例
食道癌の皮膚転移の2例
Two Cases of Skin Metastases of Esophageal Carcinoma
清水 知道
1
,
徳山 道生
1
,
山田 貴彦
1
,
馬渕 智生
1
Tomomichi SHIMIZU
1
,
Michio TOKUYAMA
1
,
Takahiko YAMADA
1
,
Tomotaka MABUCHI
1
1東海大学医学部専門診療学系,皮膚科学(主任:馬渕智生教授)
キーワード:
食道癌
,
皮膚転移
,
頻度
Keyword:
食道癌
,
皮膚転移
,
頻度
pp.537-540
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001318
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
症例1:79歳,男性。右鼻腔に7mm大の硬結と潰瘍を認めた。症例2:73歳,男性。左前胸部に自覚症状のない12mm大の表面平滑で皮表は淡紅色の皮下結節を認めた。症例1は当初感染症を疑い抗菌薬内服治療をしたが改善しなかった。2例とも既往に食道癌があり,食道癌皮膚転移を疑い皮膚生検を施行した。病理組織学的所見は表皮と連続性のない腫瘍細胞が真皮内に増殖している像がみられた。既摘出されていた食道癌の組織像と類似しており,食道癌の皮膚転移と診断した。食道癌の皮膚転移は顔面に好発し,臨床像は結節型が多いとされている。症例1は臨床像が,症例2は部位がまれであるため報告した。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.