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特集 代謝異常症・沈着症
Urate Milkが透視された痛風結節の1例
Gouty Tophi Diagnosed by Urate Milk Under Transparent Skin
篠倉 美理
1
,
光井 聖子
1
,
梶田 藍
1
,
湧田 暁子
2
,
川上 佳夫
1
Minori SASAKURA
1
,
Seiko MITSUI
1
,
Ai KAJITA
1
,
Akiko WAKUTA
2
,
Yoshio KAWAKAMI
1
1岡山市立市民病院,皮膚科(主任:川上佳夫医長)
2同,内科
キーワード:
urate milk
,
痛風
,
痛風結節
Keyword:
urate milk
,
痛風
,
痛風結節
pp.1337-1340
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000911
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69歳,男性。肝膿瘍合併肝細胞癌の術前精査のため入院した翌日から,38°C台の発熱と左第4趾の疼痛が出現した。抗菌薬による加療を開始したが症状改善がなく,左第4趾DIP関節部に白色の液体貯留が透視されたため当科を初診した。白色液体を偏光顕微鏡で鏡検したところ尿酸結晶を認めたことから,痛風結節・痛風と診断し,早期に蜂窩織炎や膿瘍などの感染症と鑑別することができた。皮下に白色の液体貯留を認めた場合にはurate milkを想定し,痛風結節・痛風を疑って診察する必要がある。
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