特集 嚢腫
臨床例
乳白色の液体(urate milk)より診断した肘関節の痛風結節、痛風
白鳥 隆宏
1
,
加藤 晴久
1地域医療機能推進機構星ヶ丘医療センター 皮膚科
キーワード:
ガングリオン
,
顕微鏡検査法
,
鑑別診断
,
肘関節
,
乳
,
Uric Acid
,
表皮嚢胞
,
痛風結節
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Epidermal Cyst
,
Elbow Joint
,
Milk
,
Microscopy
,
Uric Acid
,
Ganglion Cysts
pp.1217-1220
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017083390
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<症例のポイント>ガングリオン、粉瘤、滑液包炎を疑い試験穿刺を施行したところ、乳白色の液体(urate milk)を吸引し、痛風の診断契機となった。慢性痛風患者の関節腔や滑液包に大量の尿酸結晶が貯留することがあり、乳白色液状であることからurate milkと呼ばれている。urate milkをみたら慢性的な高尿酸血症を想定し、痛風を疑って診察する必要がある。
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