Japanese
English
特集 薬疹・薬物障害
ベムラフェニブによる皮膚障害
Cutaneous Adverse Events Associated with Vemurafenib
御子柴 育朋
1
,
宇原 久
1
,
三宅 知美
1
,
上條 史尚
1
,
奥山 隆平
1
Yasutomo MIKOSHIBA
1
,
Hisashi UHARA
1
,
Tomomi MIYAKE
1
,
Fuminao KAMIJO
1
,
Ryuhei OKUYAMA
1
1信州大学医学部附属病院,皮膚科(主任:奥山隆平教授)
キーワード:
ベムラフェニブ
,
悪性黒色腫
Keyword:
ベムラフェニブ
,
悪性黒色腫
pp.9-13
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000507
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2015年2月~2016年5月に,ベムラフェニブを投与した5例の皮膚障害について検討を行った。全例が播種状紅斑を呈し,1例では手足症候群を伴った。すべての症例でステロイドの全身投与を行い,皮膚障害は速やかに改善した。皮膚障害のために,ベムラフェニブの投与を中止した症例はなかった。ベムラフェニブによる皮膚障害は,重症度を正確に評価するとともに,ステロイドを適正に使用することで継続投与が可能な場合が少なくないと思われた。
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