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増刊号特集 最近のトピックス2021 Clinical Dermatology 2021
3.新しい検査法と診断法
皮膚悪性腫瘍の診療に役立つ検査update
Useful biomarkers for the treatment of skin cancer
佐藤 さゆり
1
,
加藤 潤史
1
,
宇原 久
1
Sayuri SATO
1
,
Junji KATO
1
,
Hisashi UHARA
1
1札幌医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan
キーワード:
悪性黒色腫
,
バイオマーカー
,
がん遺伝子パネル
,
MSI
,
NSE
Keyword:
悪性黒色腫
,
バイオマーカー
,
がん遺伝子パネル
,
MSI
,
NSE
pp.86-89
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206338
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免疫チェックポイント阻害薬の登場により皮膚悪性腫瘍の治療は大きく変化している.治療薬選択のための検査としては,BRAFなどのコンパニオン診断,マイクロサテライト不安定性検査やがん遺伝子パネル検査が保険適用となり,これらの検査結果により各個人のがん細胞の特性に合わせて治療薬が選択できる時代が始まった.また,病勢のモニターについては,悪性黒色腫においては末梢血などから得られる情報(リキッドバイオプシー)が治療効果予測や病勢のフォローアップに有効である可能性が示されている.
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