疾患別• 知っておきたい皮膚科の検査とその評価法
44 壊死性筋膜炎
是枝 哲
1
,
小山 貴
1
1これえだ皮フ科医院
キーワード:
壊死性筋膜炎
,
CT
,
MRI
,
蜂窩織炎
Keyword:
壊死性筋膜炎
,
CT
,
MRI
,
蜂窩織炎
pp.1027-1031
発行日 2017年5月31日
Published Date 2017/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000328
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壊死性筋膜炎は,皮下組織から筋膜に及ぶ感染症で,急速に進行して全身状態が重篤に陥る疾患である。そのため,早急かつ確実に診断するために各種検査が必要であるが,なかでもCT およびMRI などは病変の拡がりを客観的に評価する画像検査として非常に重要である。CT では病変部は層状の濃度上昇域として描出され,MRIの場合,T1 強調画像では高信号を呈する脂肪織に対して著明な低信号を呈する。また,脂肪抑制T2 強調画像では病変部が高信号に映る。
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