症例
萎縮型隆起性皮膚線維肉腫の2例
長井 拓哉
1
,
山田 勝裕
1
,
長田 真一
1
,
眞鍋 求
1
,
梅林 芳弘
2
1秋田大学大学院医学系研究科,皮膚科学・形成外科学講座(主任:眞鍋求教授)
2東京医科大学八王子医療センター,皮膚科
キーワード:
隆起性皮膚線維肉腫
,
萎縮型
Keyword:
隆起性皮膚線維肉腫
,
萎縮型
pp.1311-1314
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000129
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例1:45歳,女性。約17年前から右鎖骨下に楕円形の紅色萎縮性病変があった。症例2:44歳,女性。約32年前から左鎖骨下から胸部に紅色萎縮性病変が存在した。いずれも病理組織学的所見で真皮は萎縮し,紡錘形の腫瘍細胞がstoriform patternを呈して増生していた。腫瘍細胞はCD34陽性,第硵a因子陰性であった。隆起性皮膚線維肉腫は,臨床的に萎縮性病変を呈することがある。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.