マルチモーダルイメージングによる眼科疾患の診断と病態解明
11.外傷性毛様体解離
木嶋 理紀
1
,
新明 康弘
1
1北海道大学大学院医学研究院眼科学教室
pp.1337-1345
発行日 2023年11月5日
Published Date 2023/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003399
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外傷性毛様体解離は,1900年にFuchsらが最初に報告した疾患で,外力によって毛様体が強膜岬から解離する比較的まれな病態である。毛様体解離が生じると低眼圧黄斑症から視力低下や変視症をきたすため,保存的治療に反応しない症例では,不可逆的な変化が生じる前に観血的治療が必要となる。本稿では疾患の概要を説明し,当院での観血的治療法について紹介する。
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