機器・薬剤紹介
69.視線分析型自動視野計 ゲイズ アナライジング ペリメーター(GAP)
三宅 正裕
1
1京都大学大学院医学研究科眼科学教室
pp.1347-1350
発行日 2023年11月5日
Published Date 2023/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003400
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現在,視野異常の評価には,動的視野検査と静的視野検査が用いられるが,その精密さから,日常診療においては静的視野検査が一般的に用いられる。世界的に用いられる静的自動視野計としては,Humphrey Field Analyzer(HFA)やOctopus perimeterなどがある。なかでも特にHFAは視野を評価する各種臨床研究においてもほぼ必須の検査となっており,デファクトスタンダードとなっている。しかし,これらの装置は大きく,固定されたものであり,移動できない患者や,顎台に顎が乗らないような患者の評価には適さない。最近では,移動が制限される患者の評価にも適した,比較的コンパクトなヘッドマウント型自動視野計として,imo(CREWT Medical Systems,東京)が注目を集めている。
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