特集 抗VEGF薬の最新情報
2 ブロルシズマブ(ベオビュⓇ)の問題点
和泉 雄彦
1
,
丸子 一朗
1
1東京女子医科大学眼科学教室
キーワード:
ブロルシズマブ
,
ベオビュⓇ
,
加齢黄斑変性
,
眼内炎症
Keyword:
ブロルシズマブ
,
ベオビュⓇ
,
加齢黄斑変性
,
眼内炎症
pp.931-939
発行日 2022年10月5日
Published Date 2022/10/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002813
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ブロルシズマブ(べオビュⓇ)は,アフリベルセプト(アイリーアⓇ)が2011年にアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認されて以降8年ぶりに承認された抗血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)薬であり,本邦でも2020年5月より中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性(neovascular age-related macular degeneration:nAMD)に対して使用が可能となった。本邦での使用開始から2年が経過した今,本稿ではブロルシズマブの問題点に焦点を当て,自験例の報告も含めて文献的考察を交えながら整理していきたい。
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