特集 網膜色素変性の治療
6 オプトジェネティクスを利用した遺伝子治療
菅野 江里子
1
,
冨田 浩史
1
1岩手大学理工学部視覚神経科学研究室
キーワード:
オプトジェネティクス
,
網膜色素変性症
,
遺伝子導入
Keyword:
オプトジェネティクス
,
網膜色素変性症
,
遺伝子導入
pp.669-675
発行日 2020年7月5日
Published Date 2020/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001727
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我々がオプトジェネティクス遺伝子ChR2(Channelrhodopsin-2)を視覚再建に用いようと研究を始めた2004年,まだ世の中にオプトジェネティクスを用いた治療法に関する論文報告がなかった。Limaらが2005年にDrosophilaの脳にChR2を発現させ,行動を光で誘導することに成功した1)。これ以降,神経細胞を光でコントロールする基礎研究および治療法の開発研究が盛んになってきた。
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