発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002213346
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遺伝子治療が始まって約10年が経とうとしている.しかし研究室レベルでは大きな進歩はみられたが,未だに臨床研究では遺伝子治療の効果は確立されていない.この大きな原因の1つが遺伝子導入効率の低いことである.非ウイルス型ハイブリッドベクターであるHVJリポソームを使用した治療法について述べた.HVJリポソームは,これ迄に大腸癌やメラノーマ等の癌細胞,或いは血管や心筋,肝臓等の各臓器での良好な遺伝子導入が確認されており,治療効果が得られている
©Nankodo Co., Ltd., 2002