不整脈の治療は新時代に-一般臨床医が主役の新しい心房細動診療
不整脈の遺伝子治療はここまできている
笹野 哲郎
1
1東京医科歯科大学 循環器内科
キーワード:
遺伝子導入
,
遺伝学的治療
,
遺伝性疾患
,
疾患モデル(動物)
,
徐脈
,
心房細動
,
頻拍-心室性
,
不整脈
Keyword:
Arrhythmias, Cardiac
,
Atrial Fibrillation
,
Bradycardia
,
Disease Models, Animal
,
Genetic Therapy
,
Tachycardia, Ventricular
,
Gene Transfer Techniques
,
Genetic Diseases, Inborn
pp.110-114
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012118557
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●抗不整脈薬・カテーテルアブレーション・植込み型デバイスの現在の不整脈治療では、治療またはコントロール困難な難治例が存在する。●近年、大動物を用いて、臨床応用可能な心臓への局所的な遺伝子導入方法が報告されている。●大動物の疾患モデルを用いた心房細動・心室頻拍に対する遺伝子治療が報告され、従来は治療困難であった症例への応用が期待される。●心筋細胞への安全かつ長期的な遺伝子導入法の確立が今後の大きな課題である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012