綜説
3D画像処理と眼科手術
山根 真
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター眼科
キーワード:
Heads-up surgery
,
3D
,
digital assisted surgery
Keyword:
Heads-up surgery
,
3D
,
digital assisted surgery
pp.845-850
発行日 2019年8月5日
Published Date 2019/8/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001279
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現在多くの眼科手術は手術顕微鏡下に行われている。近年手術顕微鏡のアイピースを覗かずに,モニタを見ながら行うHeads-up surgeryが実用化された1)。このHeads-up surgeryという言葉は,モニタを見るので文字通り“顔を上げて”手術をすることから名づけられているが,モニタの位置によっては“Heads-up”にならない。デジタル処理されたモニタを見ながら行う手術であるため,“digital assisted surgery”という言葉のほうが本質を突いていると思われる。同様に3D手術という表現も,従来から手術顕微鏡は立体視可能であったことを考えても適当な表現ではないと考える。
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